【特許番号】  特許第3102686号(P3102686)
【登録日】  平成12年8月25日(2000.8.25)
【発明の名称】  梅の種の炭素化物及び除湿剤,脱臭剤ならびにその製造法
【発明者】
【郵便番号】  646−0216
【住所又は居所】  和歌山県田辺市下三栖1499−61
【氏名又は名称】  下滝 哲夫
【電話 Fax番号】  0739-24-8866 0739-24-8740

 
             は  じ  め  に
 
  私たちは、これまで異業種のグループとして、南紀地方で大量に発生す
 る梅の種の有効利用について研究を続けてまいりました。
  この度、和歌山県中小企業団体中央会のご支援をうけ、古くからこれま
 で培ってきた備長炭の加工技術を生かして、処理に困っている梅の種を炭
 化することによりこれをリサイクルし、商品化を図る研究開発に取り組ん
 でまいりました。
  今回の事業では、梅の種の脱塩・洗浄、備長炭の加工技術を活用した試
 作品の製作、「梅長炭(仮称)」の商品化のための成分分析、効果実験、
 水質検査、消費者等の市場調査など幅広い研究を実施し、多くの成果をあ
 げることができました。
  いまだ解決すべき課題を残していますが、今回の事業の成果を踏まえて
 一日も早い「梅長炭」の商品化を実現していきたいと考えております。
  最後に、この事業に協力頂きました、中央会、和歌山県工業技術センタ
 ー、和歌山県農林水産総合技術センター他関係各位に心よりお礼申し上げ
 ます。
 
 
 ◎試作品の有効性、効能、商品性の研究
  ○成分等の試験分析
   製作した試作品を和歌山県工業技術センターへ委託して、梅種炭の
 白炭(備長炭加工技術を利用して製作した炭)と黒炭の試験分析を実施した。
 試験分析結果は以下の通りである。なお、詳細分析結果は別添資料参照。
 梅種炭(白炭)は、「梅種炭(黒炭)」より「塩化物」が少なく、PH値が
「梅種炭(黒炭)」、「備長炭」よりもはるかに高く、アルカリ性が強い。また、
「比表面積」は、「白炭」が「備長炭」の約2倍、「黒炭」が約14倍である。
 
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