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【特許番号】 | 特許第3102686号(P3102686) | ||
【発明の名称】 | 梅の種の炭素化物及び除湿剤,脱臭剤ならびにその製造法 | ||
【発明者】 | 下滝 哲夫 | ||
【電話 Fax番号】 | 0739-24-8866 0739-24-8740 | ||
【要約】 | |||
【課題】梅の種は、廃棄処分にするしても、焼却するには燃料コストがかかると いう問題あり、また、埋め立てるとしても、遠方の投棄場所まで運搬を要するな どコストがかかり、梅の種はゴミとして取り扱われるだけであり、別に有用な用 途を探し、有効に利用される方法が求められていた。 | |||
【解決手段】梅の種の炭素化物を提案し、またこの炭素化物を固形燃料、除湿剤、 脱臭剤、肥料に用いることを提案する。 | |||
【発明の詳細な説明】 | |||
【0001】 | |||
【発明の属する技術分野】本発明は、梅の種の炭素化物に関するものであり、更 に詳しくは、従来廃棄されるだけであった梅の種、殊に梅干の種そのものの炭素 化物、この炭素化物からなる除湿剤脱臭剤に関するものである。 | |||
【0002】 | |||
【従来の技術】従来、梅の種は、工芸品に用いられたり、あるいは枕の材料に使 われたりしたことはあるが、そのままでは用途は極めて限られ、ほとんど捨てら れ、焼却処分されていた。 | |||
【0003】 | |||
【発明が解決しようとする課題】梅の種は、廃棄処分にするしても、焼却するに は燃料コストがかかるという問題あり、また、埋め立てるとしても、遠方の投棄 場所まで運搬を要するなどコストがかかり、梅の種はゴミとして取り扱われるだ けであり、別に有用な用途を探し、有効に利用される方法が求められていた。 | |||
【0004】 | |||
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの課題を解決し、梅の種、 ことに梅干しの種を有用な物品にするべく鋭意努力した結果、本発明を着想し、 本発明を完成するに到ったもので、梅の種の炭素化物を提案するものである。ま た、この炭素化物を除湿剤,脱臭剤に用いることを提案するものである。 | |||
【0005】また、本発明者は、塩漬けした梅から、水を用いて脱塩し、塩濃度 2%以下にして蒸し焼きにする梅の種の炭素化物の製造方法を提案するものであ る。 | |||
【0006】蒸し焼きの好ましい条件は、梅の種を1200°C以上の温度で3 日以上行なうことにある。 | |||
【発明・考案の実施の形態】 | |||
【0007】本発明に係る梅の種は、梅の果実から果肉を除去したものをいい、 生梅から果肉を除去したもののほか、干した梅や漬物にした梅など、加工した梅 から果肉を除去したものをも含む。これら梅の種は、梅の果実が若いときに収穫 されたときは、熟したときに収穫されたものと比較して軟らかい場合があり、ま た、ひびが入っていたり、割れていたりするものもあるが、これらは扱いにくく はあるが、本発明からは排除されるものではない。 【0008】本発明にかかる梅の種の炭素化物は梅の種を蒸し焼きにすることに より製造される。梅の種の蒸し焼きに供せられる蒸し焼き装置は一般公知の蒸し 焼き装置でよいが、装置の中における扱いを用意にするためには、梅の種を缶に いれて取り扱うことが好ましい。用いる缶としては梅の種の扱う量により適宜便 利なものを用いればよいが、通常、18リットル缶(斗缶)は作業し易い大きさ である。使用する缶には側面の4面に穴を開けておくことが好ましい。気体や熱 気の流通を良くするためである。 | |||
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