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【整理番号】  929981400
【発明の名称】  放熱効果に優れたPC用CPU/MPU-ボードの配置
【0006】
【実施例】
 PCの機能向上の要請に応じ CPU/MPUの演算処理の高速化が追及されそれに伴い
CPU/MPUの動作クロックとしてより高い周波数が用いられる傾向が続いている。
この動作クロックの高周波数化は必然的に CPU/MPUの単位時間相当の動作回数を
増加させ CPU/MPUにおける電力の消費の増加とそれに伴う発熱量を増加させる。
CPU/MPUの動作クロックの高周波数化の傾向は今後も続行される事が予想され、
それに伴う CPU/MPUの発熱を冷却する為に種々な方法が検討、考案されている。
 本発明・考案は特にノートブック型のPCの CPU/MPUの発生する高熱を効果的に
放熱する事を目的とする CPU/MPUを搭載する主基板の適切な配置方法に関する。
従来のPCにおいては CPU/MPUを搭載するマザーボード1 はキーボード3 とともに
卓上の平面側に配置され、更にその下側に拡張機能用の補助基板4 を組付ける。
この配置方法は上部のキーボード3 および下部の補助基板4 或いは机上面により
空間が密閉されておりマザーボード1 からの発熱を放射する事が不十分である。
 図.1は本発明・考案の方法によるノートブック型PCの構成部品と配置である。
 本発明・考案の方法はPCの CPU/MPUを搭載する主基板であるマザーボード1 を
立面部分にある LCD等の表示装置であるディスプレー2 の背面側に組み付ける。
CPU/MPUの発熱はディスプレー2 の背面の解放空間へ放射する事が可能となる。
CPU/MPUは通常、部品自体に冷却装置または冷却フィンが取り付けられているが
放熱部分を立面部分の背面全体に拡張する事が可能となり放熱が効果的になる。
卓上平面側には従来の配置方法の様に、入力装置、鍵盤等であるキーボード3 と
CDやディスク部品等の補助記憶装置、或いは通信用モデムや外部入出力端子等の
拡張機能部品更に電源等を搭載する補助基板4 は卓上側の平面部分に配置する。
ディスプレー2 の立面部分側に重量部品の CPU/MPUを搭載するマザーボード1 を
配置するのに対し軽量部品であるキーボード3 の平面部分にも適度の重量部品を
配置する事によりノートブック型PCとしての装置全体として重量を均衡させる。
 従来のデスク・トップ型、或いはワーク・ステーション型のPCに於いては
部品配置及び構成方法によって CPU/MPUからの発熱を放射する余地があったが、
本発明・考案は特にノートブック型PCの発熱を放射する重要な手段を提供する。
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